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2011.01.19 Wednesday * | - | - | -
* 「歴史人 2010年11月号 特集:大奥の真実」
 雑誌「一個人」の別冊「歴史人」。興味を引かれる特集が組まれているのでよく読む雑誌なんですが、今回は「大奥の真実」について。読み応えのある内容でした。大奥の建物の構造や組織としての仕組みから、御座所の様子、御台所の日常がどのようなものだったのか、上様からのお召しや床入りの手順、大奥女中たちの楽しみや給金、性的な欲求をどのように発散してたのかなどなど、なかなか興味深く読みました。

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2010.11.04 Thursday * 18:05 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(1)
* 「Tokyo graffiti #74」
評価:
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ロングセラーズ/グラフィティマガジンズ
¥ 480
(2010-10-25)

 個性的なポップで知られるヴィレッジ・ヴァンガードを取り上げた特集だったので読みました。ヴィレッジ・ヴァンガードのポップは面白いですよね。賛否両論あるかと思いますが、私はポップを読むのをいつも楽しみにしています。なので、この特集も面白く読みました。
 本の紹介からCD、面白グッズ、男子から女子へ贈るグッズ、女子から男子へ贈るグッズ、ヴィレッジ・ヴァンガードには置いてない生鮮食品にポップをつけるとしたら?などなど。生鮮食品につけられたポップには面白いものがいっぱい。本の紹介でも、志賀直哉はロックだ「BGMはエレカシで」なんてあると、思わずなるほどと納得してしまいます。「そうそう」と頷くものや、言われるまで気づかなかった言葉がポップにあると、思わず確認するためにその商品を買いたくなっちゃいます。

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2010.10.28 Thursday * 17:03 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『日本近代建築大全<東日本篇>』
 北海道から静岡までの東日本に残る近代建築を紹介した本。写真と解説、そしてそこへ行くための交通手段や入館料などの詳細情報も載っています。これらの建築物が建てられた当時のエピソードもあって読み応えは充分。
知られざる名建築があなたの近所にも!?東日本(北海道~山梨、静岡まで)に遺された近代建築567を紹介。地域ごとの ステンドグラスに鳩の意匠が凝らされた鳩山会館、広いバルコニーが海外別荘地のような岩崎邸などなど、どれもこれも素晴らしい建築物の数々。眺めているだけで楽しいです。洋館も日本家屋も、充分な空間がとってあるのはそれだけで贅沢ですね。見ていると実際にその建物を生で見に出かけたくなりますよ。

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2010.09.02 Thursday * 16:53 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『小さいおうち』中島京子
評価:
中島 京子
文藝春秋
¥ 1,660
(2010-05)

 今期直木賞受賞作。以前から名前をよく見かけてはいたけれど、読んだことのない作家さんでした。
 戦前〜戦中に東京のとある中産階級のお宅に、女中として働きに出ていたタキという女性が語る回想録の体裁をとった歴史小説。戦時下の生活を想像するとき、どうしても映画やドラマ、小説に描かれた悲惨な状況を思い浮かべてしまうけれど、この本の語り手であるタキの回想はどこかおとぎ話のよう。それが最終章を読むと違う印象に変わるのが面白かったです。
 若々しく美しい奥様、穏やかな旦那様、可愛らしい坊ちゃん。タキは本当にこのお宅が好きで、奥様のことが好きで、毎日幸せに奉公しています。戦争は急に始まるものでなく、じわじわとその影をちらつかせてやってくるので昨日と今日の境目はそれほど劇的なものではありません。私は戦争を体験していないのですが、こんな風にゆるやかに社会が戦争へとスライドしていくのだとしたら、止めようとするきっかけは一般庶民には掴めないだろうなと思って、それが少し怖かったです。
 つらつらと語られていたご奉公の様子が途中でぷっつりと途切れ、そこからタキの甥っ子視点の最終章が書かれています。タキの手記を読んだ彼が、タキのご奉公先のお宅のことを調べ、そこから見つかる真実はせつなく美しいものでした。故人の想いが死後に判明するというのは、それがどのようなものであってもある程度の感慨をもたらしますよね。ちょっぴり悲しいけれど、読後感の良いお話。

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2010.08.26 Thursday * 23:24 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(2)
* 『こんなに違う!世界の国語教科書』二宮皓:監修
 読解力で15位急落の日本人。世界に学べ! 「極端な平等主義・アメリカ」「色っぽいフランス」「文豪養成教育・ロシア」「登場人物も国際化する中国」……など、国語の教科書から浮かび上がる各国の「理想」「信条」「現実」。世界の小学校4年生は誰に憧れ、何を読み、どう育つのか? 教育研究者11人が参集した、初めての「世界の国語」紹介。 世界学力調査で日本の成績が下がっている理由が、楽しみながらわかってくる。(Amazonの内容紹介より)

 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、フィンランド、ロシア、中国、韓国、タイ、ケニアの10カ国と、北朝鮮、日本の教科書についても触れています。国語教育は、その国の考え方や国民のあるべき理想像をまさに子供達に浸透させようというものですから、如実に反映されていて面白かったです。内容紹介にもあるようにアメリカはとにかくみんなでシェアすることを教え、フランスはやはり愛を謳っていました。
 あと、イギリスの教科書には詩が多く、それもイギリスらしく皮肉やウィットのある内容だったのが印象的です。学校に行きたがらない息子に母親が行きたくない理由を述べさせ、その後で行かなければいけない理由を挙げるのですが、その息子はなんと校長先生だったというオチのものとか面白かったなあ。
 フィンランドだったと思うんですが、日本のアニメやマンガについて書かれている教科書があって、日本人は瞳が感情を雄弁に表すと信じているので、マンガやアニメのキャラクターたちはみな目が大きく描かれているのだ、という説明にちょっと納得しちゃいました。
 そして多くの国が、教科書をどれかひとつに絞ってみんなでそれを勉強するのではなく、子供達に選ばせているのも驚きでした。個人主義というか、自主性に任せた教材なんですね。

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2010.07.30 Friday * 18:24 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『南アフリカW杯完全予想 2010年 6/27号』
 対戦カードごとに見開きで解説や戦力分析が載っているので見やすいし分かりやすい。
 今回のW杯はこれを片手に見ると楽しいです。

【内容】
 究極のW杯テレビ観戦ガイド!192試合の展開・勝敗を徹底予測!!

 TVstation サッカーSPECIAL
 2010 FIFA World Cup South Africa

 注目選手、予想フォーメーション、過去の戦績をチェック
 32ヶ国の選手・戦術・実績を精密分析!

 日本はカメルーン、オランダ、デンマークとどう戦うのか?
 予選リーグ全48試合
 勝敗&見どころ
 徹底解説!

 スペインVSブラジル、
 オランダVSポルトガル、
 イタリアVSドイツ、
 イングランドVSフランス…
 決勝トーナメント“夢のカード”144通りを完全予想!

 解説陣
 後藤健生/粕谷秀樹/清水秀彦/北澤豪

 地上波、BS、スカパー!の放送予定を掲載
 テレビ番組表付き


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2010.06.21 Monday * 22:37 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食』
 私がこの本を購入したのはだいぶ前なんですが、いつの間にかベストセラーランキングに名を連ねていますね。以前、テレビでタニタの社員食堂が取り上げられていたのを見て、「なんて羨ましい社食なんだ!」と印象に残っていたところ書店でこの本を見かけて購入したのでした。
 なんといっても主菜、副菜、お味噌汁にご飯まで入れても500kcal前後に収まるように考えられているっていうのは嬉しい。自分で計算しようと思ったら気が遠くなります。調味料分まで入れたらもう頭痛い。
 毎日毎食これでというのではなく、前日の夕食が結構カロリーの高いメニューだった翌日の夕食にこの中の献立を使わせてもらって調整したりしています。

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2010.06.08 Tuesday * 00:15 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『ニトロちゃん』沖田 ×華
評価:
沖田 ×華
光文社
¥ 1,000
(2010-03-19)

 目に見えない障害を持った「ニトロちゃん」という女の子の物語。著者の実体験がもとになっているそうです。ニトロちゃんが抱えているのは、アスペルガー症候群、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)という傍からは判り難いもの。学校の先生も生徒達も母親も、ニトロちゃん自身そんな障害があることに気づいてなくて、それがニトロちゃんをどんどんつらい境遇へと追い詰めていきます。
 ニトロちゃんの行動は周囲には「問題児」としか映らず、子供達だけでなく教師にもいじめられるようになります。小学校から中学校まで、それはずっと続きます。死ぬことを考える描写もありました。中学時代の話ではとても卑劣な行為をする教師が出てきました。(小学時代の先生もとても酷い人でしたが……) コミックエッセイの形をとっているのでとっつきやすく読みやすいです。読んでいてつらく気分が悪くなる部分もありますが、まずは知ることが大切なのだと思います。

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2010.04.28 Wednesday * 23:53 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家 60軒』黒崎敏&ビーチテラス
評価:
黒崎敏&ビーチテラス
二見書房
¥ 1,995
(2008-07-01)

 世界中のおかしな形や造りの家を集めた本。しかもみんな個人住宅。見た目はヘンテコだったり奇抜だったりするけれど、中に入ってみると意外とモダンで快適な空間になっているものが多かったですね。個人の趣味嗜好が反映される他にも、そういうデザインになるにはなにかしらの理由や事情があるんだろうなあ。また外国の景色の中に置かれると奇抜なデザインでも受け入れられちゃうんだよなあ。家はこういうもの、という概念を覆してくれてなかなか面白かったです。

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2010.04.23 Friday * 18:21 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日』三谷幸喜
 脚本家・三谷幸喜氏のエッセイ第8弾。
 映画『マジックアワー』公開前後から、劇団東京サンシャインボーイズ復活までの出来事が書いてありました。愛猫の“おとっつぁん”が死んだ話も。前巻でもおとっつぁんのことには触れてあって、三谷さんも奥さんの小林聡美さんも覚悟はしていたようです。三谷家の他の動物達の話もあるけど、やはりおとっつぁんの話が一番印象に残りました。
 それにしても三谷さんは多忙ですね。いくつもの脚本を毎日書いて書いて書いて……。映画の宣伝のためにテレビ番組にもいっぱい出演しているし、急に舞い込んでくる仕事もある。普通だったらこれだけ家に篭もっていて仕事が詰まっている話を読んでも面白く無さそうなのに、そうはならないところがさすが。時折語られる映画への愛が好きです。ビリー・ワイルダーについては今までも触れられていたけれど、『探偵スルース』について書いてあったのが嬉しかったです。私もあの映画好きなので。
 本文もそうですが、巻末の東京サンシャインボーイズメンバーたちとの座談会がまた楽しかった。何年経っても仲間っていいなあ。三谷さんも舞台に関しては怒るんですね。小林さんに言葉をかけた西村さんの話が、いつの間にかみんなの中で小林さんの傷に塩を塗った西村さんという解釈になっていたのには笑いました。

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2010.04.07 Wednesday * 19:00 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(1)

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