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2011.01.19 Wednesday * | - | - | -
* 『王国は星空の下』篠田真由美
評価:
篠田 真由美
理論社
¥ 1,365
(2007-03)
 王国は星空の下に
 神の吐息は世界樹の内に
 流転を超えて不滅へ
 闇を抜けて光へ
 叩かば開かれん
 求むれば見出さん
 青き森の騎士たちよ
 風のまなざしを目覚めしめよ
 さらば――(本文より)

 深い森にかこまれた全寮制の北斗学園。その広大な敷地の一角には戦前からの建物が点在し、異空間をつくりあげている。中等部二年で新聞部の三人、行動派のアキ、慎重派のハル、知性派のタモツは学園に伝わる「七不思議」をさぐろうとした矢先に、学内にある森の中で怪しい男と遭遇、そして数日後にはその男の首吊り死体を発見してしまう。

 ミステリというよりは、学園冒険ライトノベルといったテイスト。篠田さんが書いているからには、もっと歴史ある学園内でのゴシックミステリだと思ってたんですが、意外にも軽い味付けでちょっとびっくり。謎の金髪少年Jとか、才媛の美少女不破宙美、旧図書館の主であり数々のヒントと宿題を出す淵野先生など、主人公たちをサポートする人物配置がハリポタっぽいのもそう思った要因かも。
 今回は、登場人物のキャラ説明や北斗学園にまつわる七不思議の話に触れたところまでで、結構頁を割かれてましたね。第一の不思議にまつわる学内探検と殺人鬼との応酬がメイン。サブタイトルが「北斗学園七不思議1」となっているのでシリーズ化は確定か。これからひとつひとつ七不思議の謎を追っていくんだろうけど、その謎がすべて解けたとき、若しくは解いていく過程でこの1巻の冒頭に出てきた学園創立者の泰山と、謎の女性についてが明らかになるのかな。ここではまだ現実的な事件と殺し屋しか出てきてませんが、七不思議についてハルが調べていた中で儒教や仏教、占星術など篠田さんらしいキーワードがいくつも出てきていたんで、これからそれらが繋がっていくのか。
 12歳以上を対象とした「ミステリーYA!」の第一弾ですが、事件そのものは汚職や殺人など結構重いものが出てきます。でも、主人公たち三人組が明るく行動的なのでさらっと読めます。
2007.04.10 Tuesday * 20:29 | 理論社ミステリーYA! | comments(0) | trackbacks(0)
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2011.01.19 Wednesday * 20:29 | - | - | -
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