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2011.01.19 Wednesday * | - | - | -
* よいお年を
 今日で2006年も終わりであります。
 紅白を見てるんですが、DJオズマのアゲアゲにはヤラレました(笑) 最後にああくるとは! さぶちゃ〜ん! そしてダンサーズの恰好は際どかったですねー。よ〜く見ないと、まんま裸体かと思っちゃいましたよ。「きっと今頃NHKにはクレームの電話が鳴り響いているんだろうなあ」と思って見てたら、やはりきてたようですね。今、司会者がそれについて話してました。
 おっと、脱線。
 もうあと一時間で年が明けますね。
 来年もよろしくお願いいたします。
2006.12.31 Sunday * 22:59 | 雑記 | comments(3) | trackbacks(0)
* お疲れサマであります
20061228_180985.jpg
今日は仕事納め。
串焼き屋さんでお腹いっぱいであります。
明日は一日かけて大掃除だ〜。
ていうか、一日で終わりますかね……。
2006.12.28 Thursday * 22:42 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『雷の季節の終わりに』恒川光太郎
雷の季節の終わりに雷の季節の終わりに恒川 光太郎 角川書店 2006-11売り上げランキング : 5006おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

 現世から隠れて存在する小さな町・穏で暮らす少年・賢也。彼にはかつて一緒に暮らしていた姉がいた。しかし、姉はある年の雷の季節に行方不明になってしまう。姉の失踪と同時に、賢也は「風わいわい」という物の怪に取り憑かれる。風わいわいは姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。賢也の穏での生活は、突然に断ち切られる。ある秘密を知ってしまった賢也は、穏を追われる羽目になったのだ。風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは―?(「BOOK」データベースより)

 いつもひとこと言いたくなる直木賞ですが、たまに「直木賞のおかげかな」と思うことがあります。それは、そのままでは手に取ることもなく、もしかしたら一生触れることがなかったかもしれない作品と引き合わせてくれたとき。恒川さんの『夜市』(→感想)を読んだのは、直木賞候補作に挙がっていたからでした。あれがデビュー作ということもあり、私は恒川さんの存在をそこで知ったんですよね。『夜市』は、とても美しく妖しく懐かしい雰囲気を持った作品。あれ一作でもう、恒川さんの名前をインプット。

 第二作となる本書もまた、独自の世界観が繰り広げられた作品でした。穏(おん)と呼ばれる不思議な集落。地図にも載らぬその場所は私たち普通の日本人には辿り着けず、現在の日本とは少し違った文化風習で生活している人々が居ます。一番大きな違いは季節。冬と春の間に“雷の季節”というものがあり、その時期には住民の誰かが消えていなくなることもしばしば。それは雷の季節特有の現象なので、住民たちはみな仕方のないことだと言う。
 物語が進むにつれて、主人公・賢也の姉がなぜ雷の季節にいなくなったのか、賢也に「風わいわい」が憑依した理由、「隠」の外の世界のこと、賢也の出自などが明らかになります。
 前半はずっと賢也の視点で進むのですが、途中からそれは様々な登場人物たちの視点が章ごとに入れ替わるようになり、出来事の側面を描き出します。そうすることで各々の関連性が少しずつわかってきて、一本の糸のように過去と現在が繋がるのです。私は、「藪の中」みたいなひとつの出来事を数人の視点から書いたものが好きなのでなんとも思いませんでしたが、人によってはこの章ごとに視点がかわる後半部に戸惑うかもしれません。時系列も多少前後するので。でも、最後にすべてが繋がって真相が見えたとき、戸惑った分カタルシスも大きいんじゃないでしょうか。
 ちょっと『夜市』所収の「風の古道」と通じるお話。あれ? そういえばレンて名前がどこかに出てきたような……。気のせいかな。もう一度読み返さないと。
 今回は、穏にやってくる幽霊や妖たちを門前で払う“闇番”の大渡がなかなかよかったです。彼はどうして闇番をしているのか。恨みつらみをくだくだと繰り返す幽霊たちの扱いに慣れている彼の過去が気になります。
 そうそう、気になるといえば!
 物語の終盤に出てくる早田という青年。彼がなんかちょっと只者ではない匂いがするんですよ。これはもしかして次回作への伏線……なんて勝手にいろいろ考えちゃいました。気になるなあ。恰好良いし(笑)

 それにしても、恒川さんはこういった異世界を書くのが上手いですね。奇想天外な異郷ではなく、現実の裏側、私たち日本人の原風景に通じるもうひとつの日本。どこかにもしかしたらあるかもしれないと思わせる懐かしさ。そういったものを見せてくれる。
 ジャンルは違うけれど上橋菜穂子さんの書く和風ファンタジーを読んだときと同じ郷愁を感じました。恩田さんの「常野」シリーズが好きな人にもお薦めかな。とても好きな世界観です。『夜市』『雷の季節の終わりに』共に、どこか幽寂でもあります。表紙もまたいい。内容とよく合った美しい表紙。店頭でも目を惹きますね。これからも恒川さんは要チェックだ〜。
2006.12.27 Wednesday * 09:30 | 恒川光太郎 | comments(2) | trackbacks(2)
* 『チーム・バチスタの栄光』海堂 尊
チーム・バチスタの栄光チーム・バチスタの栄光
海堂 尊

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 東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。(出版社 / 著者からの内容紹介より)

 ようやく読んだ「チームバチスタ」。医療モノながらちっとも堅苦しくないのは、出てくるキャラクターの一部が少々マンガチックで肩の力の抜けるものだったからでしょう。特に厚生省の変人官吏白鳥は、一見図々しくてずけずけと人のテリトリーに踏み込んでくるあまりお近づきになりたくなさそうな人物なのに、どうも憎めないんですよね。奥田英朗氏が書いている精神科医伊良部シリーズの伊良部と、似ているようで正反対な感じ。変人加減は似ているけど、その行動はすべて論理的思考の裏付けあってのもの。本書を読み終えるころには、彼の不躾な言動もすべて計算のうちだったのだろうかと、うっかり恰好よく思えちゃいます。巻末の選評にもありましたが、白鳥を主人公にしたシリーズを読みたくなりました。
 もうひとりの主役である不定愁訴外来担当医の田口も、院内政治から一歩引き心の中で周囲をじっくり観察しているタイプで、見た目通りの人間ではなさそうなところが気になって頁を繰りました。ラスト近くで男を上げましたねー。全編を通しての彼と高階病院長との遣り取りが、個人的には好きだなあ。
 高階病院長もいいんですよ。なかなか狸で。いや、読んだイメージからすると狐かな。不定愁訴外来田口付きのベテラン看護婦藤原さんも、東城病院内の看護師の中では影響力のある人物。いろいろと過去に政治的な噂もあります。みなそれぞれ個性的。そうした一方で描かれているせいか、バチスタチームの面々は、天才外科医桐生の才能と人格に惹かれて集う真面目さが表立っています。
 こうした軽と重のバランスが取れているので飽きさせないんですよね。特に語り手である田口と白鳥のコンビは、口にしている内容が死に絡んだものであるのを時に忘れそうになるくらい、ぽんぽんとテンポの良い遣り取りをしていました。白鳥が師匠で田口が不本意ながらも弟子、のような関係も面白かった。頭が切れ過ぎるくらい切れる白鳥のレクチャーは、田口の理解度などおかまいなしでどんどん進んでいってしまいます。“火喰い鳥”という異名のある白鳥は、周囲のものをなぎ倒して進むブルドーザーのよう。振り回されながらも、それに触発されてちゃんと成長している田口。なかなか良いコンビではありませんか。

 とまあ、キャラクターの面白さばかりではなく、今の医療現場の抱えている問題点についても筆を割かれているので、ストーリーのほうも軽重のバランスが取れています。医療モノだけれど小難しくはなく、サクサク読めるけれども軽佻浮薄ではない。そんな作品でした。
2006.12.26 Tuesday * 23:13 | 国内ミステリ | comments(0) | trackbacks(0)
* 映画「ポーラー・エクスプレス」
ポーラー・エクスプレスポーラー・エクスプレス
トム・ハンクス ロバート・ゼメキス ノーナ・ゲイ

ワーナー・ホーム・ビデオ 2006-12-08
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 クリスマスの夜、主人公の少年は今年こそは眠らずにいようと心に決めていました。今までサンタを信じ続けていた少年でしたが、今年は「サンタなんて本当はいないのでは?」と疑い始めたからです。家族たちが寝静まり、日付が変わろうとする直前、家を揺るがすような地響きとまばゆい光に少年は飛び起きます。窓に駆け寄るとそこには大きな機関車が停まっているではありませんか。驚いて飛び出すと、車掌が乗客名簿を見せて「君の名前が書いてある」と言いました。行き先は北極。サンタの住むという土地。不安に思いながらも乗り込むと、車内には同じように乗り込んだらしきパジャマ姿の子供たち。そこから少年の夢のような旅が始まったのです。

 絵本は読んでいましたが、映画のほうは初見。
 映像がとても綺麗ですね。俳優の動きを読み取るモーションキャプチャーを使用しているせいか、細かい表情や仕草がそのまま再現されていて、実写と同じ感覚で見ました。けれど、やはり実写ではこうはいかない、という映像もふんだんに盛り込まれていて、そのバランスがちょうどいい。
 ポーラーエクスプレス車内でのお給仕係のダンスはアクロバットかサーカスを見ているようで楽しいし、北極へ着いてからラストまでの美しいクリスマス風景にはうっとりです。サンタの国のクリスマスツリーがとっても綺麗なんですよー。
 そしてそして、サンタクロースの登場シーンでは「いよっ、待ってました!」と掛け声をかけたくなるようなカタルシス。もちろん、そこへ辿り着くまでの主人公の冒険や、サンタを信じる気持ちと疑う気持ちの間で揺れ動く描写があってこそ。

 子供に見せたい映画であり、且つ、昔サンタを信じていた大人も見たい映画です。

ポーラー・エクスプレス@映画生活
2006.12.25 Monday * 23:33 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
* Merry Christmas!
20061225_178873.jpg
連休明けて今日はクリスマス。
今年もケーキを作りました。
ま、まあ、多少不恰好でも味さえよければいいのであります。
2006.12.25 Monday * 21:53 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)
* クリスマスの出てくるミステリ
聖い夜の中で 新装版サンタクロースのせいにしよう空飛ぶ馬ミニ・ミステリ傑作選ブラウン神父の童心よい子はみんな天国へクリスマスに少女は還るクリスマス・プレゼントクリスマスのフロスト夜明けのフロストクリスマス・プディングの冒険名探偵に薔薇をママのクリスマス火曜クラブポアロのクリスマス猫丸先輩の推測悪魔の降誕祭シャーロック・ホームズの冒険 新訳シャーロックホームズ全集覆面作家は二人いるクリスマス黙示録
 絶版かな? 『最後の一撃』エラリイ・クイーンや『クリスマス12のミステリー』『クリスマス13の戦慄』『クリスマスに捧げるミステリー』『聖なる夜の犯罪』などのアンソロジーもありますね。ざっと見渡してもこれだけクリスマスの出てくるミステリがあるのに、とても読み返せそうにありません。あうう。
2006.12.24 Sunday * 02:14 | 国内ミステリ | comments(2) | trackbacks(0)
* 映画「エネミー・オブ・アメリカ」
エネミー・オブ・アメリカ 特別版エネミー・オブ・アメリカ 特別版ウィル・スミス トニー・スコット ジーン・ハックマン ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25売り上げランキング : 4902おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

弁護士のディーン(ウィル・スミス)は、テロ防止を名目に“通信システムの保安とプライバシー法案”を作ろうとする国家安全保障局行政官レイノルズ(ジョン・ヴォイト)が反対派議員を殺害した現場を撮影したビデオテープを手に入れたことから、家族ごと命を狙われるはめになり、情報ブローカーのブリル(ジーン・ハックマン)との接触を図る…。(Amazon商品説明より)

 意外や意外、この映画ってクリスマスに起こった話なんですよね。といっても、いわゆるクリスマス映画じゃないのでそんなこと忘れてました。
 家族へのクリスマスプレゼントを買いに行った主人公の荷物の中に、ある殺人現場を映したテープが入っていたことから国家安全保障局から追われる身となってしまいます。プライバシーも何もなくなって、どこへ隠れようと見つけ出されてしまう様子は、見ていてとても怖くなります。映画の中で、アメリカが飛ばしているスパイ衛星だけでも100を越え、それは上空から的確に目標物を探し出し、電話回線からカード情報から町のコンビニの防犯カメラまで、彼を追う道具になります。ほんとにもう、どこにも逃げ場がないって感じ。
 登場人物のひとり、主人公と行動を共にする元国家安全保障局員ブリルの台詞で
「技術が進歩すればするほど、監視は簡単になる」
 というようなものがあったんですが、指一本で人を一人追い詰めることも出来る世の中ってやっぱり怖い。

エネミー・オブ・アメリカ@映画生活
2006.12.23 Saturday * 23:29 | 映画 | comments(0) | trackbacks(1)
* 『ガニメデのクリスマス アシモフ初期作品集2』アイザック・アシモフ
 読書も季節モノに手が伸びますね。
 これは、アシモフがまだ若手だった頃に書いた短編がまとめられている本です。その中のひとつ、本のタイトルにもなっている「ガニメデのクリスマス」。

 木星の衛星ガニメデで原住民のオストリ人たちを使って採掘作業をしているある地球人企業。ある日作業員のひとりが、オストリ人たちに「クリスマスにはサンタがトナカイに乗ってやってくるんだ」と話して聞かせたところ、「自分たちにもサンタがきてくれなければ仕事はしない!」と言い始めたからさあ大変。年末の期日までに採掘ノルマが果たせなければ会社は危機的状況に!

 ガニメデを舞台にしたクリスマスのドタバタコメディ。空飛ぶ橇に乗ったサンタと頭に角の生えた天駆けるトナカイを、地球人たちがどう誂えるのか。地球人にはよく知られたクリスマスの“お約束”であるサンタも、異星人から見たら実存する未知の生物なわけですもんね。違うんだと説明しようにもはしゃいじゃって聞かないんですよ。そんなオストリ人たちが可愛い。
 なんとか無理矢理いろんなものを使って調達するのですが、それはもう悲惨なサンタとトナカイが出来上がります。そして期待に満ちたオストリ人たちにプレゼントを配るのですが――。
 せっかく面白い状況を作り出しているので、もうちょっと話を長くしても良かったんじゃないかな。ヒイヒイ言いながら東奔西走する主人公の様子をもうちょっと詳しく書いてほしかったです。オチは笑いました。こりゃ大変だ〜(笑) 口は災いの元ですね。

 <収録作品>
 地球種族/金星の混血児たち/虚数量/遺伝/歴史/ガニメデのクリスマス/地下鉄の小男/新入生歓迎大会/スーパー・ニュートロン/決定的!/幽霊裁判/時猫
ガニメデのクリスマスガニメデのクリスマス
アイザック・アシモフ

早川書房 1996-05
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2006.12.22 Friday * 21:59 | 海外その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* クリスマス仕様
 せっかく楽に模様替えできるブログなんだから、季節モノに着せ替えてみました。クリスマスが終わったら元に戻します。
 毎年恒例のMステクリスマスSPを、今見ています。福山雅治氏が出てきてタモさんと喋ってます。音楽番組が減ってしまって久しいですけど、Mステはずっと続いてほしいなあ。演出や構成がシンプルで好きなんですよね。年末になると各局で音楽特番を組みますが、歌番組なんだかバラエティなんだかわからなかったり、進行がグダグダで余計な間や話が多いくせに歌の尺がカットされてたりと、歌を楽しんだ満足感の得られないものが目立ちますよねえ。

 と、そんなことを書いていたらAmazonから氷室のニューアルバムとB'zのDVDが届きました。予約の値引率が高かったんでネット注文したんだけど、ようやく届いた〜。ま、これくらいの遅れは許容範囲内。クリスマスに届くようにしてくれたんだわ、とポジティブシンキングであります。
 Mステと僕らの音楽を見たら、アルバム聴いてDVD見ようと思います。今回のアルバム、初回限定盤は盤面デザインや外枠カバーの仕上げが氷室のイメージしていたものと違ってしまったようで、彼の希望していた通りのデザインVer.と交換するとの告知が出てるんですよね。ふうむ、確かに予定していたデザインのほうが良さそう。この時期郵便は混雑するだろうから、もうちょっと日を置いてから取り替えますか。
IN THE MOOD (初回限定盤)(DVD付)
IN THE MOOD (初回限定盤)(DVD付)氷室京介

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2006.12.22 Friday * 21:31 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)

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