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2011.01.19 Wednesday * | - | - | -
* 『走れ!T校バスケット部』松崎洋
評価:
松崎 洋
彩雲出版
¥ 1,470
(2007-02)
 才能はあるものの、それを妬まれ部活内でのいじめに遭ってバスケットボールの名門校をやめた陽一。そのままバスケから離れるつもりだった彼が転向した先で知り合った、弱小バスケ部の面々。彼らと関わるうちにバスケットボールの楽しさを思い出し、陽一はもう一度コートに立つことになる。
 個性的なチームメンバーたちとの遣り取りや、弱小チームが強くて嫌なプレイをしてくる相手校と互角に戦う姿はどこかマンガ的で、文章も稚拙さが目立ちますが、手軽にさらっと読んでスカッとするにはいいかもしれません。

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2008.03.24 Monday * 13:44 | 国内その他 | comments(2) | trackbacks(1)
* 最近買った本
紳士たちの遊戯 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 25-1)木野塚探偵事務所だ (創元推理文庫 M ひ 3-10)人間の手がまだ触れない (ハヤカワ文庫 SF シ 2-4)人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)ある日どこかで (創元推理文庫)ブランコのむこうで (新潮文庫)ふしぎな夢 (新潮文庫)天国からの道 (新潮文庫)
 読む時間が持てないせいか、反動で買い込む方向に走ってます。積読ばかりが増えますねえ。『紳士たちの遊戯』は、こういう表紙って好みじゃないし内容も好みじゃないことが多いんで普段なら買わずに図書館で借りるとこなんですが、裏表紙のあらすじにあった「頭脳戦」の文字に惹かれて。学園ものってところも気になります。
 『木野塚探偵事務所だ』は、創元から刊行されている樋口有介作品集をコンプリートするつもりでいるので、もちろん今回の配本も購入。
 ロバート・シェクリイの『人間の手がまだ触れない』は、新刊時に買ったつもりでいたんですが部屋の棚を捜してもなかったので。
 シオドア・スタージョンの『人間以上』は、昔読んだけど再読したくなったんで買いました。
 リチャード・マシスンの『ある日どこかで』は、昔読んだような気もするけどもしかしたら映画のほうを見た記憶かもしれないと、改めて読んでみることに。時間旅行とラブストーリーが融合した話だったと思うんですが、さて。
 『ブランコのむこうで』『ふしぎな夢』『天国からの道』の三冊は、新潮文庫の星新一作品。昔から星新一は好きで、気がついたときに新潮文庫のやつをちびちび買い集めたりしています。角川文庫の星新一作品も、最近表紙が新しくなって片山若子さんのイラストが可愛くて可愛くて思わず買いなおしてしまいそうです。乱歩本の場合と同じく、星新一作品も同じタイトルの本の出版社別、表紙別でダブリ買いが平気になってきてる……。いかん、いけませんよ。キリがない。けど、可愛いよなあ、片山さんのイラスト。

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2008.03.24 Monday * 12:59 | 雑記 | comments(2) | trackbacks(2)
* 『しゃべる犬 カイくんのひとりごと』
 ソフトバンクのホワイト家族CMで人気のお父さん犬・カイ君の写真集。
 カイ君が都内のあちらこちらを闊歩している様子が収められています。
 これを見て感慨にふけることはないですが、あのCMが好きな人なら可愛いと目を細めることでしょう。ただ、どれも同じようなショットばかりだったんで単調な印象は否めません。中身も表紙のイメージそのままです。

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2008.03.15 Saturday * 14:05 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 最近買った本
ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)ゴールデン・マン (ハヤカワ文庫 SF テ 1-18 ディック傑作集)まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)暗号ミステリ傑作選 (創元推理文庫 169-2)六死人 (創元推理文庫 (212‐2))
 着々と積読本が増殖しています。頭三冊はSF作品。グレッグ・イーガンの『ひとりっ子』は『SFが読みたい!2008年版』の海外篇第三位。「“無償の愛”を量子論と絡めて描く」と背表紙にあったので気になって購入。量子論には弱いんです(笑) フィリップ・K・ディックの二冊『ゴールデン・マン』『まだ人間じゃない』は短編集で、店頭で見てすぐに「はいはい、購入購入」と手に取りました。ちょうど「まだ人間じゃない」を読みたいと思っていたところだったので、新装版が刊行されたのはラッキーでした。『暗号ミステリ傑作選』と『六死人』は共に、60〜70年以上前の古いミステリ。それくらいの作品が時折無性に読みたくなるんですよね。

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2008.03.11 Tuesday * 19:51 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『ファントム・ピークス』北林一光
評価:
北林 一光
角川書店
¥ 1,680
(2007-12)
「でも、現実はもっと単純で、もっと残酷ですよ、きっと。それで、いつかは誰かが解答も出すんです」(「第三部 異常事態」より)

 面白かった。一気読みでした。
 表紙の雰囲気からして、ちょっと病み上がりの体に読むのはキツイかなと思っていた『ファントム・ピークス』。ジャンルはパニック小説とでもいうんでしょうか。山に入った女性たちが次々と失踪し、無残な遺体で見つかるところから物語は始まります。山に何が起こっているのか、何が潜んでいるのか。その「ファントム」の正体がわかるまでの前半にドキドキし、わかってからのファントム対住人達の攻防も飽きることなく読み終えました。この前半の、なにやら不穏な空気がじわじわと垂れ込めていく様子がよかった。
 場面場面の描写がリアルで、読んでいる間中ずっと頭の中で映像として見えていました。山中の木漏れ日や渓流の瀬音が想像できるんですよね。映像化にも向いてるんじゃないかな。映画とか特番のドラマになりそう。
 全体としては「自然と人間」を扱ったもので、自然に対する人間の行為が描かれているのだけれど、それぞれの立場の登場人物たちが出てくるから、二者の対立という構図だけではなくなっているかな。自然を守ろうとする人間もいれば、生活や命を脅かされる人間もいる。どの目線で読むかは自由だけれど、結局悪いのは人間……なのかなあ。自然を畏怖する気持ちは大切だとも思う。見くびらず、必要以上に敬遠せず、時には分け入って手を出すことも必要なのかも。

 作者は既に鬼籍に入っているそうで、新作を読めないのが残念です。

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2008.03.10 Monday * 18:42 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『ナレッジエンタ読本2 近未来入門!』あさのあつこ×福江純
評価:
あさのあつこ(小説家)×福江純(天文学者)
メディアファクトリー
¥ 945
(2007-11-28)
 作家あさのあつこさんと天文学者の福江純氏が、対談形式で近未来の世界や宇宙、はては狼男やドラキュラについてまで語っている本。

 面白いのは、あさのさんと福江さんの視点の違いが随所で見られたところ。
 例えば第一章で現在話題の地球温暖化について語っているくだりで、人類滅亡の可能性もあるという話になって「どっちにしても人類滅亡しちゃうってこと!? 大変じゃないですか」というあさのさんに、「あれっ? あさのさんは地球の未来を気にしてたんじゃないんですか? 心配なのは、人類の未来?」と福江さんが尋ねる場面があります。
 あさのさんや私たち一般人は「地球の未来=人類の未来」という目線で見ているけれど、科学者の福江さんはあくまでも地球を主体として見ているから、さらっと人類滅亡の可能性も口にする。人類が生きていけなくなるほどの環境の変化も、地球にとっては自律調整しているだけだから大丈夫、という話になるんです。ふたりのそういうズレが、逆に話を広げていくきっかけにもなるし、予想外の方向へ盛り上がったりもして面白かった。
 大体は、あさのさんがロマンティックな想像の羽を広げていくと、福江さんが科学者の目でそれが実際にはありえるのかどうかの解説をするパターン。でもこの福江さんも結構アニメやガンダムに詳しいようで、宇宙で生活できるかどうかの話ではガンダムに出てきたサイド7(スペースコロニー)を例に出して話してました。ガンダム世代としてはわかりやすかったです(笑)
 狼男やドラキュラについての部分は、実際に全身狼の毛に覆われたり牙が生えてきたらものすごい痛みを伴うだろうとか、吸血鬼に血を吸われて吸血鬼になってしまう者と死んでしまう者がいる場合、それは吸血ウィルスに感染するということなんじゃないかとか、ホラーとしての狼男やドラキュラを違う視点でみるとなかなか興味深いですね。
 あとは、私は「時間」に関して語られた本や映画が好きなので(時間SFものとか特に)、最終章でのタイムトリップは可能かどうかのところが一番の読みどころでした。相対性理論と聞くと、ときめきます(笑) 「ウラシマ効果」とか。理論上ではタイムトリップは可能なんですよね。光速ロケットが製造されれば。私が生きている間にタイムトリップができるだろうか……。

 本書の対象年齢は小学生以上なのかな? 子供から大人まで楽しめる近未来入門でした。

【目次】
第一章 地球はどうなってしまうのか?
第二章 人間が宇宙で暮らすとしたら?
第三章 ドラキュラと恋に落ちる日
第四章 宇宙人はきっといる!
第五章 タイムトリップはできるか?

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2008.03.06 Thursday * 23:01 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)
* 最近買った本
レベッカ 上巻 (1) (新潮文庫 テ 4-3)レベッカ (下) (新潮文庫 (テ-4-4))
墓標なき墓場 (創元推理文庫 M こ 3-1 高城高全集 1)検死審問―インクエスト (創元推理文庫 M ワ 1-1)狡猾なる死神よ (創元推理文庫 M テ 8-1)カンタン刑   式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)ライダー定食 (光文社文庫)全ての歌を夢見る子供たち (富士見ファンタジア文庫 174-5 黄昏色の詠使い 5)

 『レベッカ』は旧訳版を持っているんですが、この物語がとても好きなので新訳版も購入。読み比べるのが楽しみです。
 『墓標なき墓場』は高城高全集第一巻ということで、コンプリート予定。刊行されるの待ってたんですよ〜。創元のイメージになかった表紙(つるつるしたカバー紙)に、店頭で見たときはちょっと驚きました。
 『検死審問』は、『検屍裁判』というタイトルで翻訳されていたものの新訳版。乱歩が推薦していたということもあり、読みたいと思いながら旧訳版を手にしたことがなかったので、今回の新訳版をうきうきと購入した次第。
 『狡猾なる死神よ』は、店頭で手にとってなんとなく惹かれたので。
 『カンタン刑』は、昔古本屋で見つけて購入した角川文庫がもうボロボロになっていたところに復刊されたので、迷うことなく買いました。「式貴士怪奇小説コレクション」と銘打っているけれど、他の作品も刊行されないかなあ。『虹のジプシー』とか。
 『ライダー定食』は、店頭でパラ見したときに「箸」が主人公の短編「納豆箸牧山鉄斎」が目に留まって、そのまま購入。箸族にもいろいろあるんです(笑)
 『全ての歌を夢見る子供たち』は、「黄昏色の詠使い」シリーズの最新刊。そういやこのシリーズの感想をまだ書いてないですね。帯を見ると、「このライトノベルがすごい!2008年版」でトップ10入りしてるとか。

 できるだけ積読せずにすぐ読みたいと思います。(いつもそう思う)

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2008.03.05 Wednesday * 00:30 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)
* 『笑う招き猫』山本幸久
評価:
山本 幸久
集英社
¥ 580
(2006-01-20)
 あなたの愛よりお客の笑い
 それがあたしのしあわせなのよ

 28歳のヒトミとアカコは駆け出しの漫才コンビ。デビューを飾った小さな劇場での初舞台は散々な結果に終わり、日々の暮らしもカツカツだ。それでもふたりは、いつかカーネギーホールで漫才をやるくらいデカくなることを夢見て、ネタを作り続ける。
 三十路近い女性ふたりの青春物語。年なんて関係ありません。充分青春ものです。出てくる人たちもそれぞれ個性があるし、彼女たちが出場する某国営テレビ局の新人発掘番組などリアルな部分もあります。普通なら、「面白かった」「爽やかだった」という感想を持つところなんですが、なんかこう、いまひとつノリきれなかったんだよなあ。正直途中でちょっと退屈してしまったところもあって。
 なんでだろうと自分なりに考えてみたんですが、ふたりが漫才をやる場面でガクンと読むスピードが落ちちゃったんですよね。あさのあつこさんの『THE MANZAI』でもそうだったんですが、肝心の漫才シーンが面白く感じられなかった。むしろネタをやるシーンはないほうが、自分の中でふたりのネタを想像できてよかったかも。実際見ていてすごく笑った漫才でも、ネタを文字に起こすと面白さが伝わらなかったりしますもんね。演者の熱気とか口調とか表情とか間とか、そういったものが総合されて面白くなるものだから。
 あと、話にオチを求めてしまったっていうのもあります。青春は青春でいいんだけど、ラストにくすっとさせるオチを無意識に求めてました。だからラストまで読んだ後、「おーい! それで終わりかーい!」とつっこんじゃった。若手芸人の下積み時代や売れない芸人の悲哀、テレビで名前だけが先行して舞台の上での漫才が劣化するコンビなどなど、興味深いエピソードはたくさんありました。もうちょっと違う読み方で読んだら、もっと楽しめただろうな。

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2008.03.04 Tuesday * 18:58 | 国内その他 | comments(0) | trackbacks(0)

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