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2011.01.19 Wednesday * | - | - | -
警察のイメージアップを図るため、日本のお偉方たちは、安易にも戦隊ヒーローブームにあやかり「警視庁戦隊」を作り、広報活動をさせることにした。部隊名は「警視庁特捜班ドットジェイピー」。ジェイピーはジャパニーズポリスの略。ドットが付くのは、なんか今風だから。集められたのは、性格に大きな難があるものの、格闘、射撃、コンピュータなどの達人にして美男美女の五人の警官。
しかし、彼らを逆恨みする犯罪者が現れた!(「出版社/著者からの内容紹介」より)
僕と手を繋ぐなんて、酷いにもほどがある。母と話してくれるなんて、髪を切ってくれるなんて、罪深いにもほどがある。それらの行為が後に僕をどん底に突き落とすなんて、彼女は気づかなかったのだ。楽しい記憶や、嬉しい感情が、僕にとっては猛毒なのだ。僕はもう弱くなってしまった。猛毒のせいでもろくなってしまった。これからどうやって生きていけばいいのだろう。(「百瀬、こっちを向いて。」より)
人を殺そうと思う。
それも一人ではない。三人だ。つまり僕は、連続殺人犯の志願者ということになる。(「序章」より)
「原子爆弾を使う必要はない。日本は必ず降伏する。すでにひざまずいている。日本人は誇り高い民族だから、無条件降伏なんか言い出しちゃならない。ただの降伏でいいじゃないか。それなら彼らの名誉が保てる。そうじゃないか? 戦争を終わらせることが大切だ。そうじゃないか?」(本文より)
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堕落の味だ、と思う。
無理矢理太らせた鵞鳥の肝は不自然で退廃的な味だ。健康的な食べ物を好む人なら眉をひそめるだろうけど、だからこそ甘美なのだ。(「天空の泉」より)